ブラックリストとは？～ブラックリストに載った際の対策方法とは～

日常生活の中でも「ブラックリスト」という言葉を耳にしますが、実際に「ブラックリスト」という名称の名簿やリストがあるわけではありません。

債務整理において「ブラックリストに載る」というのは、「信用情報機関に事故情報が登録される」ということを意味します。

現在、日本では主に「CIC（指定信用情報機関）」「JICC（日本信用情報機構）」「KSC（全国銀行個人信用情報センター）」という3つの信用情報機関が設置されています。債務整理をしたり、数か月間返済が滞ったりすると一定期間の間、事故情報として本人を識別する情報や、利用残高、信用取引（クレジットカードやローンなど）に関する契約内容・支払状況などが、上記の信用情報機関に記録されます。

ブラックリストに載った場合でも、一定期間を経過すれば登録情報は削除されます。具体的な登録期間は以下の通りです。

・支払予定日より数か月間支払いが滞った場合・・・5年間
・任意整理・・・5年間
・個人再生・・・5年～10年間
・自己破産・・・5年～10年間

ブラックリストに載った場合、新規の借り入れやローンを組むことができず、新たにクレジットカードを発行することもできなくなる可能性があります。また携帯電話・スマートフォンの分割払いができない、子どもの奨学金の保証人になれないなど、少なからず生活に影響を及ぼします。ただし、ブラックリストに載ったからといって一般人が他人の信用情報を閲覧できるわけではなく、就職活動が不利になったり、解雇されたりすることはありません。

信用情報に誤りがある場合は、信用情報機関を通じて調査してもらうことができます。

もっとも、情報に誤りがければ期間の経過以外で事故情報を消すことはできません。

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